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1. プロローグ：気づいたら会社員人生に絶望していた
32歳、東京都内の広告代理店勤務。残業月80時間、毎朝6時起き。年収は550万。数字だけ見れば「そこそこ」。でも心は限界だった。毎日同じような会議、上司の顔色をうかがって作るプレゼン資料。休日出勤。夜中2時に帰宅して、「このままでいいのか？」と天井を見上げていた。
そんなとき、スマホでふと目にしたのが「ブログで月100万稼ぐ方法」という怪しげなバナー広告だった。笑った。「そんなうまい話あるかよ」。でも、どこかで心がザワついた。
2. 「ブログで稼げる」って本当？最初は疑ってた話
興味本位でYouTubeを開いてみたら、ブログで人生変えた人の動画がいくつも出てくる。大学生、主婦、元サラリーマン。どれも胡散臭かったが、共通していたのは「最初は誰でも素人だった」という言葉だった。
自分にもできるかもしれない。いや、やるだけならタダだ。深夜3時、眠い目をこすりながら、無料のWordPressテーマをインストールした。
ブログ名は「人生再起動ログ」。今見るとダサいけど、当時は本気だった。
3. サラリーマンしながら始めた深夜のブログ生活
最初に書いた記事は「営業職が絶望する3つの瞬間」。実体験を赤裸々に書いた。PVは0。次の日も書いた。「会社の飲み会で壊れた僕の心」。PVは3（自分で何回もリロードした分）。
「こんなに頑張っても、誰も読まないのか…」と絶望しながら、毎日更新を続けた。深夜1時から3時がブログタイム。妻が寝静まったあと、MacBookに向かって打ち込んだ。
4. 記事が全然読まれない地獄の3ヶ月間
正直、心が折れかけた。3ヶ月間、PVは月に100もいかない。収益？アドセンスに登録したけど、数十円。
でも、ある日気づいた。自分のブログ、すごく「自分のため」に書いていた。読者の悩みじゃなく、自分の愚痴ばかり。
それから「検索する人の気持ち」を考えるようになった。
5. 転機は「自分の失敗談」だった
「営業で怒られ続けて学んだ5つのこと」
この記事が小さくバズった。Twitterでシェアされ、1日で3,000PV超え。
理由は明確だった。「自分の失敗を包み隠さず書いた」から。人は成功より失敗から学びたいのだと、ここでようやく理解した。
6. ひとつの記事がバズった朝、アクセスが桁違いに
ある朝、アクセス解析を見て驚いた。「昨日の記事が5万PV」。Yahoo!ニュースの関連リンクに掲載されていた。
この日から、人生が変わり始めた。ブログを開設して5ヶ月目、アドセンスの収益が一気に5万円を超えた。
7. 月1万円から月100万円までのリアルな道のり
バズは続かなかった。アクセスはすぐに落ちた。でも、ノウハウが蓄積されていた。SEOを学び、内部リンクを見直し、記事のリライトを繰り返した。
「検索流入こそ、安定収益の鍵」
気づけば1日5000PVが平均になり、半年後には月収30万円、1年後には月収100万円を超えていた。
8. 収益化のコツは「読者とGoogleの両方を見ること」
・読者の悩みに寄り添う記事を書くこと
・でもGoogleに「正しい構造」で伝えること
・タイトル、見出し、本文のバランス
・広告は「押し売り」しない
・記事内導線は自然に設計する
稼げるブログは、ただ稼ぎに走らない。信頼を積み上げた結果、広告がクリックされる。
9. 家族に黙ってたブログ収入、妻にバレた瞬間
「この通帳、何？」
ある日、妻に口座を見られた。そこにはアドセンスからの振込履歴。「実はさ…」と話すと、数秒の沈黙。そして、「すごいじゃん」と笑った。
そこからは妻も応援してくれるようになり、週末には一緒にネタ出しをするようになった。
10. 今だから言える、ブログで稼ぐという現実と真実
・楽して稼げるなんて嘘
・でも、積み上げた努力は裏切らない
・失敗を曝け出すことで人は共感する
・ブログは人生そのものを映し出す鏡
11. まとめ：迷ってるなら、本気でやってみろ。人生は変えられる。
僕は今、ブログ一本で生活している。会社を辞めた。ストレスも、満員電車も、上司の愚痴もない。
でも、ここまで来るのに、たくさんの夜を費やした。報われない日々も経験した。
だから言える。「本気でやれば、ブログで人生は変えられる」。
もし、今の自分を変えたいなら、始めてみてほしい。本気で、続けてみてほしい。
