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はじめに:「何もない日」なんて、実は存在しない。
6月12日。6月中旬、夏の気配がほんのり漂いはじめる季節。
「今日は特別なこともない平凡な日だな…」と思ったあなたにこそ伝えたい。この日は実は、世界中で数々の“記念日”や“偉人の誕生日”が重なる、意外と濃い一日。
この記事では、6月12日にまつわる記念日、有名人の誕生日、世界の出来事、そして暮らしに役立つ豆知識まで、網羅的かつ魅力的に解説します。
恋人の日(ブラジル)
▼「恋人たちのクリスマス」は6月にある?
ブラジルでは6月12日は「恋人の日(Dia dos Namorados)」。日本でいうところのバレンタインデーに近いイベントがこの日に行われます。
なぜ6月12日なのか?
- 翌日の6月13日が「聖アントニオの日」
- 聖アントニオは“結婚の守護聖人”
- 前夜に愛を確かめ合う文化が自然に生まれた
▼豆知識
- ブラジルでは男性がプレゼントするのが主流
- レストランやホテルはこの日が最も“ロマンチック演出”される
バザー記念日:モノを手放すって、気持ちいい
1884年、東京・上野で日本初のバザーが開催された日。これを記念して「バザー記念日」とされている。
▼バザーとは何か?
- 「寄付されたモノ」を販売し、その収益を福祉や教育に
- 明治時代には“慈善活動のシンボル”として浸透
- 現代ではフリマやメルカリ文化にも通じる
▼今日からできる“バザー精神”
- 使っていないモノを1つ手放す
- 地元のチャリティイベントに目を向けてみる
- モノの価値=誰かの“想い出”であることに気づく
恐竜の日(アメリカ)
6月12日は、恐竜学に大きな貢献をした古生物学者バクランド博士の誕生日。これにちなみ、恐竜に興味を持つ日として「恐竜の日」と呼ばれることがある。
▼恐竜好き必見の豆知識
- “ティラノサウルス”の噛む力は3トン超え(ライオンの約10倍)
- 日本にも恐竜の化石産地が多数(福井県が有名)
- 恐竜の絶滅原因は「隕石衝突」だけじゃなく「火山活動説」も有力
世界児童労働反対デー:今も“学校に行けない子”がいる
国際労働機関(ILO)が2002年に制定。6月12日は「World Day Against Child Labour(児童労働反対世界デー)」。
▼児童労働って?
- 発展途上国を中心に、5〜17歳で働かされている子どもが約1億6000万人(2020年時点)
- 危険な環境、低賃金、教育の機会剥奪が深刻
▼できるアクション
- フェアトレード商品を選ぶ
- 寄付やクラウドファンディングで応援
- SNSで情報を発信するだけでも支援に
世界の出来事:6月12日の歴史年表
年 | 出来事 |
---|---|
1964年 | ネルソン・マンデラ、終身刑を宣告される(のち釈放) |
1987年 | ロナルド・レーガン、ベルリンの壁前で「この壁を壊せ」演説 |
1990年 | ロシアがソビエト連邦からの主権を宣言 |
1994年 | アメリカでO・J・シンプソン事件が発生 |
6月12日生まれの有名人たち
アンネ・フランク(1929年生)
『アンネの日記』で知られるユダヤ人少女。第二次世界大戦下、ナチスの迫害から逃れるため家族と隠れ家に暮らした。彼女の日記は“人類の記憶”とも称される。
▼感動の豆知識
- 書き続けた日記は300ページ超
- 父親オットー・フランクだけが戦争を生き延び、出版に尽力
ジョージ・H・W・ブッシュ(1924年生)
アメリカ第41代大統領。冷戦終結、湾岸戦争、NAFTAなど歴史的転換期の政策を担った。
あべ静江(1951年生)
“清純派アイドル”の元祖とも言われる存在。「みずいろの手紙」など、昭和歌謡の一時代を築いた。
現代人が知っておくと得する豆知識・キーワード
▼フェアトレードとは?
- 開発途上国の生産者に正当な賃金を払う貿易スタイル
- チョコ、コーヒー、バナナなどが代表
- 「児童労働撲滅」と「地球環境保全」に直結
▼アンネの日記の“出版禁止”国が存在した?
- レバノン、イランなどでは過去に発禁例あり
- 「ホロコースト否認」や「反ユダヤ主義」が背景にあることも
6月12日にやってみたいこと10選
- パートナーに感謝の言葉を伝える(恋人の日)
- 家のいらないモノを5つバザー出品
- 恐竜博物館へ行く計画を立てる
- アンネの日記を1ページ読む
- フェアトレード商品を買ってみる
- 子ども向けチャリティに寄付
- 戦争映画で“平和”を感じる
- 雨の日に散歩してみる(感性を育てる)
- 世界地図を眺めながら“人の暮らし”を考える
- 今日知ったことをSNSに投稿
エンディング:誰かの人生が始まり、誰かの記憶が生まれた日
6月12日は、愛と平和と歴史と教育と──さまざまなテーマが交錯する日。
あなたの中にも、今日という日が“意味ある時間”として刻まれますように。
日々の暮らしに“記念日”というスパイスを。思いがけず、それが人生の転機になるかもしれない。