「ねえ、4月23日って何の日か知ってる?」
そう聞かれて、すぐに答えられる人は意外と少ないかもしれません。でも実はこの日、世界の文化・文学・歴史が凝縮された、とびきり意味深い1日なんです。
“読書”、“愛”、“勇気”、“創造性”——この4つのキーワードが絶妙に絡み合うのが、4月23日。
この記事では、そんな奥深い4月23日の意味を、豆知識・歴史・有名人の誕生日・記念日などを交えながら徹底的に掘り下げます。
SNSやブログで話題になること間違いなしのネタ満載で、今日からあなたも“日付マスター”!
目次 [非表示]
【1】4月23日は「世界本の日(World Book Day)」!
読書好きにはたまらない国際記念日
「本を読むことの価値」を称えるこの日は、ユネスコによって1995年に制定されました。
正式名称は「世界図書・著作権デー(World Book and Copyright Day)」。
なぜ4月23日なのか?
この日が選ばれたのには、文学界における伝説的な二人の作家の命日が関係しています。
- ウィリアム・シェイクスピア(イギリス)…没年:1616年4月23日
- ミゲル・デ・セルバンテス(スペイン)…没年:同じく1616年4月23日(ただしグレゴリオ暦換算)
彼らの命日を記念して「文学の巨人たちへの敬意を表し、本と著作権の重要性を見直す日」とされたのです。
豆知識:
- スペインのカタルーニャ地方ではこの日、「本とバラの交換」が伝統行事として定着。
- 恋人にバラを、本好きに本をプレゼントする風習が広まっている。
【2】「サン・ジョルディの日」──愛と勇気とドラゴンの伝説
同じく4月23日は、**「サン・ジョルディの日」**としても有名です。
サン・ジョルディとは?
キリスト教の聖人「聖ゲオルギオス(聖ジョージ)」が、ドラゴンから姫を救った伝説に由来します。
伝説のあらすじ:
- ドラゴンが村を荒らし、ついに王女が生贄にされることに。
- そこへ騎士サン・ジョルディが現れ、剣でドラゴンを退治。
- 流れた血からバラの花が咲き、それを王女に捧げた。
この美しい物語から、「サン・ジョルディの日=愛と本の日」とされ、読書と愛を結びつける祝日になったのです。
つまりこの日は「愛する人にバラを、本好きに本を贈る」日!
【3】日本でも“本の日”が注目され始めている!
ユネスコが定めたこの日、日本でもさまざまな形で認知が広まっています。
書店・図書館の取り組み
- 全国の書店でフェア開催(児童書や古典、翻訳作品特集)
- 図書館では読み聞かせイベントやスタンプラリーも
SNSでも盛り上がる
「#世界本の日」「#サンジョルディの日」などのタグが急上昇。
特にインスタやX(旧Twitter)では「私の人生を変えた一冊」などの投稿がバズる傾向あり。
【4】4月23日生まれの有名人たち
この日生まれの人には、知的で情熱的な人が多いのが特徴です。
シェイクスピア(1564年)
『ロミオとジュリエット』『ハムレット』など、数々の名作を生み出した“世界文学の王様”。
誕生日も命日も同じ日という伝説的存在(誕生日には異説もあり)。
ジョン・マジュール(1951年)
元イギリス首相。EUとの関係や経済政策での手腕が評価された。
阿部サダヲ(1970年)
俳優・歌手・コメディアン。劇団☆新感線から映画『舞妓Haaaan!!!』まで、幅広い活躍を見せる個性派。
GACKT(1973年)
ミステリアスなキャラと独自の世界観でファンを魅了し続けるミュージシャン・俳優。
【5】4月23日の歴史的できごと一覧
年 | 出来事 |
---|---|
1014年 | アイルランドの英雄ブライアン・ボルー王がバイキング軍を撃破 |
1616年 | シェイクスピア&セルバンテスが相次いで死去 |
1920年 | トルコ大国民議会が設立(現在の「国民の主権と子どもの日」) |
1995年 | ユネスコが「世界本の日」を制定 |
2005年 | 世界初のYouTube動画「Me at the zoo」が話題に(4月22日投稿だが、23日拡散) |
4月23日は、過去と未来を“本と物語”でつなぐ1日!
【6】気になる4月23日の“気象・旬・暮らし情報”
天候(東京近郊平均)
- 平均気温:17〜20℃
- 紫外線指数が高まり始めるので、日焼け止め必須!
- 薄手のジャケットがちょうどいい時期
食材の旬:
- 春キャベツ、たけのこ、アスパラガス
- いちご、メロン、グレープフルーツ
- 鯛、あさり、しらす
【7】豆知識10連発!読めば誰かに話したくなるネタ
- ユネスコの「世界本の日」制定国はスペイン・バルセロナ。
- シェイクスピアの「誕生日=命日」はあくまで伝説で、正確な記録は不明。
- サン・ジョルディの伝説は“ドラゴン退治”というより“自己犠牲と愛”がテーマ。
- GACKTの誕生日には、毎年ファンイベントが開催されていた。
- 書店ではこの日に合わせた“文房具フェア”も増加中。
- 4月23日は“電子書籍のダウンロード数”が世界的に伸びる傾向。
- カタルーニャでは、この日は“恋人の日”でもある。
- シェイクスピア作品は、地球上でもっとも多く翻訳された文学作品。
- 日本の「読書週間」は10月だけど、4月23日も新たな読書習慣に最適。
- Google Doodleがこの日、世界本の日仕様になることがある。
【8】まとめ:4月23日は、愛と知の交差点
4月23日という日は、世界中が“知性・愛・文化”を大切に想う日。
誰かに本を贈ること。ドラゴンのような困難に立ち向かうこと。物語を読むことで心を動かされること。
すべてが、この1日に集約されています。
たった一冊の本が、たったひとつの伝説が、たったひとつの愛が、
人生を変えるきっかけになるかもしれない。
そんな可能性が満ちているのが、4月23日です。
4月23日はこんな日!
- 世界本の日(World Book and Copyright Day/世界図書・著作権デー)
UNESCO(ユネスコ)が制定。本と著作権、そして読書の大切さを考える国際デー。 - サン・ジョルディの日(スペイン・カタルーニャ地方)
本を愛する日。男女が「本とバラ」を贈り合うロマンチックな習慣で、世界本の日の由来でもある。 - 子ども読書の日(日本)
文部科学省が制定。「子どもの読書活動推進週間」のスタート日としても知られている。 - 英語デー(United Nations English Language Day)
国連が制定した「英語をたたえる日」。シェイクスピアの誕生日かつ命日にちなんでいる。 - シェイクスピアの誕生日&命日(イギリス)
劇作家ウィリアム・シェイクスピアが生まれ、同日に亡くなったとされる(1564年生誕、1616年没)。 - 世界著作権の日(国際)
世界図書デーに関連して、創作や文化の価値を守る「著作権保護」の重要性を訴える日。 - 地ビールの日(日本)
1994年4月23日に酒税法が改正され、小規模醸造所での地ビール製造が解禁されたことから。 - ビールの日(ドイツ)
1516年、ドイツで「ビール純粋令」が発布された日。原料は水・麦芽・ホップのみという伝統が始まる。 - 国際ノイズ認識デー(International Noise Awareness Day)
(※年により変動)
4月23日になることも多く、「騒音による健康被害への意識向上」を呼びかける日。 - 慶應義塾創立記念日(日本)
福澤諭吉が1858年に開いた蘭学塾を起源とし、この日が「慶應義塾大学」の創立記念日とされている。