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はじめに──「食べない」という選択に、少しだけ心が惹かれた。
「1日3食は当たり前」
そう思っていた自分が、「1日1食生活」に手を出したきっかけは、たった一つの小さな疑問からだった。
「なんで、3食“食べなきゃ”いけないんだろう?」
健康のため?集中力の維持のため?それとも…“習慣”だから?
忙しい日々に追われ、気づけば“義務”のように口にしていた朝食と昼食。その瞬間、ふと気づいた。「もしかして、食べすぎてるんじゃないか」と。
なぜ今、「1日1食」が注目されているのか?
2020年代後半、インフルエンサーや実業家、アスリートの間で「1日1食」の実践者が激増している。
理由は主に以下の3つ:
胃腸の負担が減り、体調が軽くなる
時間とお金の節約になる
集中力・判断力が鋭くなる感覚がある
かのスティーブ・ジョブズも1日1食派だったという逸話も後押しし、自己最適化に敏感な層が続々と“少食革命”に参加している。
実録|筆者が1日1食生活を3ヶ月続けてわかったこと
筆者(30代男性・デスクワーク中心)は、朝食も昼食も一切摂らず、夕方にボリュームのある1食を摂る生活を開始。
1週間目:空腹がつらすぎる。頭がボーっとする
正直、初日は「これ、無理じゃね?」と思った。
12時頃になると猛烈にお腹が鳴り、15時には集中力もゼロ。
ただ、これは“離脱症状”。数日で慣れる。
2週間目:午後が驚くほど軽い。眠くならない
昼食を抜くことで、午後の“食後の眠気”が皆無に。
しかも、仕事の集中力がぐんぐん続く。これは思わぬメリットだった。
1ヶ月目:体重が自然に4kg減。しかも肌がきれいに?
暴飲暴食が減ると、体の浮腫みや肌荒れが減少。
「無理なく、自然に痩せていく」という感覚が新鮮だった。
3ヶ月目:食に対する“執着”が消えていた
外食もファストフードもあまり欲しなくなる。
不思議と「本当に食べたいもの」に敏感になるのだ。食が“感謝”に変わった瞬間だった。
じゃあデメリットはないの?
ある。正直に言うと、以下のような“落とし穴”も。
運動量が多い人にはカロリー不足になる可能性
社交性が問われる職場だと浮く
慣れるまでが精神的にキツい
特に「朝食を一緒にとる文化」のある家庭や会社では、「付き合いが悪い」と思われることもある。
栄養学的にどうなの?医師の見解
栄養士や医師の中にも賛否があるが、「1日1食がすぐに不健康」というわけではない。
実際、**“内臓を休める時間”**ができることで、以下のような効果が期待されている。
- ✔︎ 血糖値の安定化
- ✔︎ 脳の可塑性の向上(集中力UP)
- ✔︎ オートファジー(細胞の掃除機能)の活性化
ただし、栄養バランスを無視して1食だけジャンクを詰め込むのは本末転倒。1食でたんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルを意識することが大前提。
1日1食を続けたい人へ|成功のコツ5選
- いきなりやらない:最初は朝だけ抜く「1日2食」からが理想
- 水と塩を味方にする:脱水・塩不足に要注意
- 1食は“ご褒美”にする:我慢ではなく“楽しみ”に
- 空腹時間を楽しむ:空腹は集中力の源
- 周囲に話さない:理解されにくいので静かにやるが吉
結論:1日1食は「自分を知る手段」だった
体重が減る。肌がきれいになる。
それも確かに大きなメリット。
でも──
本当に大きかったのは、“食”との関係が変わったこと。
食べる量が減ると、自分の欲望にも気づく。
時間が増えると、何を大切にしたいか見えてくる。
空腹と向き合うと、「自分自身と向き合う力」が養われる。
1日1食生活は、「ただの食事法」ではなく
“人生のリズム”を整える哲学だった。
まとめ
- 「1日1食」は一部の人にとって、体調改善や集中力アップに効果的
- ただし栄養バランスと水分・塩分管理が超重要
- 食への感謝や生活リズムの再構築に大きな意味がある
- 合う人・合わない人がいるので、無理は禁物