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【はじめに】
「PV数を公開するか、しないか。」
それは、ブロガーの間でたびたび議論される“永遠のテーマ”だ。
公開すれば信頼が得られる?
いや、ショボい数字だと逆効果?
見せることで炎上するリスクは?
でも、バズったときのPVって見せたくなるよね?
この問いに明確な“正解”はない。
だからこそ、この記事ではPV数を表示することのメリット・デメリットを徹底的に掘り下げる。
「PV表示=武器」に変える方法まで提案する。
あなたのブログが次のステージへ進むかどうか――
その鍵は、たった“ひとつの数字”にあるかもしれない。
第1章:そもそも「PV数」とは何なのか?
PV(Page View)とは、
1記事、1ページが表示された回数を指す。
たとえば、
・1人が1記事を3回読み直した → 3PV
・10人が1記事を1回ずつ読んだ → 10PV
ブログ運営者にとって、この数字は
「どれくらいの人が記事に興味を持ったか?」を示すバロメーターになる。
そして、このPVは、
アドセンスなど広告収益に直結する数値でもある。
第2章:PVを表示することの5つのメリット
① 読者に「信頼」を与えられる
「この記事、1万PV超えてるのか。ちゃんと読まれてるんだな」と思わせることで、
初見の読者にも“信頼”が生まれる。
→ SNSから流入した読者ほど、数字で判断する傾向がある。
② 記事に「権威性」が宿る
PV数が多い=バズっている=拡散されている
→ それだけで「この記事、読む価値ある」と判断されやすい。
レビュー記事や解説系などでは特に効果的。
③ 自分自身のモチベーションになる
「今日は昨日より500PV増えた」
「この記事はもうすぐ1万PVだ」
数字の成長は、ブロガーにとって“最強のエネルギー源”になる。
④ 過去記事の“鮮度”を保てる
1年前に書いた記事でも、
「今でも読まれている」ことをPV数で示すことができる。
→ 読者にとっては“現役”の記事に映る。
⑤ ブランド化につながる
「月間10万PVのブログ」
「累計100万PV突破」
このようなコピーをプロフィールやLPに入れられる。
→ 案件・企業との提携にも強い武器になる。
第3章:PVを表示することの5つのデメリット
① PVが少ないと「逆効果」になる
「この記事、40PVしかないじゃん」
→ 信頼どころか、“読む価値がない”と思われてしまうリスク。
数字が全ての読者にポジティブに作用するわけではない。
② 比較・競争が生まれ、疲れる
「Aさんのブログは月間20万PV…」
→ 見せることで他人と比較され、自分が苦しくなることもある。
逆に、他人の数字を見て落ち込む読者も出る可能性がある。
③ 荒らしや炎上の標的になる
PVが伸びている記事には必ず“アンチ”が付く。
特に政治・宗教・教育系ジャンルは注意。
→ 数字を公開することで「調子に乗ってる」と揶揄されるケースも。
④ 本質ではないところに注目が集まる
本来、伝えたいメッセージや中身が重要なのに、
「PVだけで記事を判断される」ことが起こり得る。
→ 数字が先行して、内容が軽視される危険性。
⑤ リアルタイム更新が難しい
PV数は時間と共に変化する。
表示された数字が「常に最新」とは限らず、
それが“嘘くささ”につながることも。
第4章:PVを表示するかどうか? 判断の3ステップ
ステップ1|ブログの目的を再確認
あなたのブログは、 信頼性を売りにしたい?
体験・共感を伝えたい?
広告収益を狙ってる?
目的によって、表示すべきか否かが変わる。
ステップ2|表示する場所と形式を考える
例:
- トップページに「月間総PV」だけ載せる
- 人気記事のみにPV数を表示
- 各記事のPVではなく、累計や週間ランキングに反映
→ 使い方次第で“いいとこ取り”できる。
ステップ3|読者の反応を観察
PV表示後、読者の滞在時間・直帰率・コメント数などを計測してみる。
数字を見せることで「読む前に離脱する人」が増えたら逆効果かもしれない。
第5章:PV数の表示が「バズる」きっかけになる方法
- SNSに「この記事、たった1日で◯万PVいきました!」と投稿
→ インパクト+証拠でバズりやすくなる - 「PVの推移グラフ」を公開して、失敗も見せる
→ リアルな成長過程に共感が集まる - タイトルにPVを入れて権威付け
→ 例:「月間5万PVを突破した記事構成テンプレを大公開」
第6章:「PVを隠す=弱さ」ではない理由
数字を見せることが勇気なら、
見せないという判断もまた、戦略的な選択である。
特に、以下のようなブログには非表示が適している:
- 立ち上げ初期(数字が育ってない)
- 感情・人生系コンテンツ(数字が主役ではない)
- 一発バズよりも、コツコツ積み上げ型の運営スタイル
むしろ、“数字に頼らない魅力”こそ、
ロイヤル読者を生む可能性がある。
第7章:PV表示で「読者を動かす」心理術
- 「限定性」 →「この記事は今、1万PV突破中!」で“今読むべき感”を演出
- 「社会的証明」 → 他人が読んでる=自分も読むべき、という心理
- 「ストーリーテリング」 →「最初は100PVだったけど…1年後には10万PVに!」と数字で成長物語を演出
まとめ|表示するか否か、それより大切なこと
PV数を表示するかしないか。
それは、正解のない問い。
でも、表示の仕方・使い方・目的を明確にすれば、
その数字は「読者を動かす力」に変わる。
大切なのは、あなたのブログの軸がブレないこと。
そして、「読者にとってその数字が価値ある情報かどうか」。
【あとがき】数字を超えて、心を届ける時代へ
PV数は、あくまで数字だ。
でも、その裏には、「読まれた」という確かな実感がある。
誤解を恐れずに言えば、
PVは、誰かの人生に届いた証でもある。
だからこそ、見せるかどうかを迷うことは、
あなたのブログに“想い”が宿っている証だ。
表示するかしないか。
その先にあるのは、数字を超えた“読まれる喜び”かもしれない。