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はじめに:僕らはいつから“画面の中”で生きるようになったのか
夜、ベッドに潜り込み、ついスマホを開く。
気づけば1時間、2時間……SNSで誰かの生活を覗きながら、自分の“今”をどこかに置き忘れていく。
「もうやめたい」
そう思いながらも、ポケットの中の長方形が、僕らを離してくれない。
そんな“現代の病”にかかった僕が、スマホを本気で手放してみた。
その体験が、想像以上に“生きる”という感覚を取り戻してくれたなんて、当時の僕はまだ知らない。
第1章:スマホ依存、それは静かなる中毒
スマホを触っていると、なんとなく安心する。
LINEの既読、Instagramの「いいね」、YouTubeの次の動画…。
それらは小さな報酬として、脳をじわじわと“餌付け”してくる。
一日のスクリーンタイム、平均7時間45分。
それを知ったとき、僕はゾッとした。
人生の1/3近くを、僕は“画面”に預けていたのだ。
第2章:僕がスマホを手放した5つの理由
- 時間が消えていく恐怖
- 人と話さなくなった違和感
- 夜中の不眠・頭痛・疲れ目
- 子どもと向き合う時間がゼロになっていた現実
- 「自分の人生」がスマホの外にあったことへの直感
第3章:スマホ断ち生活、DAY1〜DAY7のリアル記録
DAY1
無意識にスマホに手が伸びる。
「あれ、俺ってこんなに依存してたのか…」
気づいたら、手が震えていた。
DAY3
退屈との向き合い方を忘れていたことに気づく。
電車の中、風の音、隣の人の会話。
「世界ってこんなにうるさかったっけ?」
DAY5
夜空が美しい。
スマホで撮ろうとしたが、ポケットにない。
でも、心の中に焼きつけた。
DAY7
朝5時、目覚まし時計で起床。
窓を開けて、鳥の声。
あぁ、生きてる。スマホがなくても、僕はここにいる。
第4章:スマホをやめたら、世界が“色づいた”
- 「目の前の人」に集中できるようになった
- 感情の起伏が穏やかになった
- 食事の味が変わった(感覚が鋭くなった)
- 親との会話が増えた
- 「寂しい」が「静けさ」に変わった
第5章:「スマホを持たない時間」がくれた10のギフト
- 読書量が3倍に
- 日記をつけ始めた
- 子どもと1日30分以上“目を合わせて”遊ぶように
- 何気ない散歩が至福の時間に
- SNSで比較しないことで“自己肯定感”が上がった
- アルバムの整理にハマる
- 創作意欲が爆発(ブログを書き始めた)
- 睡眠の質が明らかに向上
- 顔色が良くなったと言われた
10.「今ここ」にいる感覚が根付いた
第6章:「でもスマホなしは無理」な人へ
分かる。完全にゼロにするのは、現代社会じゃ難しい。
だから僕はこうしてる:
- 必要な連絡はガラケーで
- スマホは“自宅用固定端末”に(持ち歩かない)
- SNSはPCのみ。1日1回、15分だけ
- YouTubeは“週末限定のお楽しみ”に
第7章:心が透明になっていく感覚
不思議なもので、
スマホを手放すほどに、
“本当に大切なこと”がはっきりと見えてくる。
・親との時間
・愛する人の表情
・自分の夢と向き合う勇気
僕たちは、ずっと“画面の中の誰かの人生”を眺めていた。
でも、もう十分だ。
これからは、僕自身の物語を生きていきたい。
第8章:「スマホをやめたい人」へ贈るメッセージ
やめられない人も大丈夫。
まずは、1時間だけ“電源を切る”ところから始めよう。
その1時間が、人生を変える1歩になるかもしれない。
本当の“自由”は、画面の外にある。
スマホをやめることは、
世界をやめることじゃない。
むしろ、世界と再びつながることだ。
おわりに:スマホを手放して、人生をつかみなおす
手元にスマホがない今。
僕はこの文章を、PCの前でゆっくりと書いている。
1日1日が愛おしくなった。
誰かの「いいね」よりも、
君の「ありがとう」の方が、何倍も心に響く。
このブログが、
誰かの“スマホとの付き合い方”を変えるきっかけになりますように。