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■はじめに:夢のハワイが“高嶺の花”になってしまった…
かつて「新婚旅行といえばハワイ」「家族旅行で一度は行きたい場所」として親しまれてきた楽園・ハワイ。
しかし、いま2025年現在、そのハワイ旅行が“ものすごく高い”という声がSNSやニュースで飛び交っています。
「航空券が20万円!?」「ホテルが1泊5万円!?」「レンタカーも食事もすべてが高すぎる…」
そう、誰もが気軽に行けたあのハワイが、まるで“富裕層専用リゾート”のような価格帯に変貌してしまっているのです。
今回は、なぜここまでハワイ旅行が高騰してしまったのか。その背景と現地のリアル、そしてそれでもハワイに行く価値はあるのかを、旅好きWEBデザイナーの視点で独自に掘り下げていきます。
■1. 原因その1:航空券価格が“ウルトラ高騰”
コロナ禍明けの2023〜2024年以降、急速に航空券の価格が上昇。
2025年現在、日本〜ホノルル間の往復航空券はLCCでも20万円前後、レガシーキャリアなら30万円超えも当たり前になっています。
【なぜ高くなった?】
- 燃料価格の高騰(ジェット燃料代がピーク時の2倍に)
- 人手不足による便数制限
- 需要の回復(コロナで延期していた“我慢旅行”が一気に再開)
つまり、「行きたい人は多いのに、飛行機が足りない」という状況。これは“航空会社の売り手市場”です。
■2. 原因その2:ホテル代のインフレが止まらない
「アラモアナホテルが1泊5万!?」
「昔泊まったコンドミニアムが2倍以上に!?」
そう、多くの人が感じている“宿泊費の異常な高騰”。その原因は以下の通りです。
- 建材・人件費の高騰による運営コスト増
- コロナ禍中の廃業 → 残った施設に予約が集中
- 日本人観光客の減少により、米国本土からの富裕層向け価格にシフト
特に2025年は円安が深刻で、1ドル=160円前後という為替レートも影響しています。
現地で「ちょっとした朝食+コーヒーで4000円」なんて普通にあります。
■3. 原因その3:レンタカーも食費も“地味に効く”
実は、ハワイで地味に出費がかさむのが、交通費と食費。
- レンタカー:1日1万円+保険+ガソリン
- 駐車場:1日3000円〜5000円
- 食事:プレートランチ1人前=2500円前後
気づけば「朝ごはん・カフェ・ランチ・ディナー・ジュース」で1日1人2万円超えなんてこともザラ。
旅の楽しみである「現地グルメ」も、今では“計算しながら食べる”時代に突入したと言えるでしょう。
■4. でも、なぜ人はそれでもハワイに行きたいのか?
ここまで聞くと「高すぎて行けないよ…」と思う人も多いはず。
それでも、いまもなおハワイ旅行を夢見る人は後を絶ちません。その理由とは?
●空と海と風の“癒しパワー”
ハワイにしかない空気。あの青い海、心地よい風、どこまでも穏やかな時の流れ。
「価格を超えた体験」が、そこには確かにあります。
●“海外慣れしてない人”でも安心なインフラ
- 治安が良く、街が清潔
- 日本語が通じる施設も多い
- 電車のない分、自由度の高いレンタカー旅が可能
●ハワイは“自分へのご褒美”として価値がある
頑張った自分へのご褒美、節目の記念旅行、家族の思い出作り──
それを叶えてくれるのが、ハワイという場所なのです。
■5. じゃあ、どうやって“高すぎハワイ”を攻略する?
高くても、行き方次第では“お得に楽しむ方法”もまだあります。
▷ ハワイ攻略術5選
- オフシーズン(1月・5月・9月)を狙う
- コンドミニアム+自炊で宿泊費&食費カット
- エアビーでローカル体験を楽しむ
- “ホノルル外”を目的地にする(カウアイ島・ビッグアイランドなど)
- ポイント利用で航空券代を圧縮(マイル活用)
これらを駆使すれば、30万円→15万円台まで圧縮可能。夢のハワイも、工夫しだいです。
■まとめ:物価は高くても、価値は“まだまだ高い”
確かに、ハワイ旅行は2025年現在、過去最高に「高く」なっています。
でも、それでも多くの人が心惹かれてしまう。
それは、“値段では買えない価値”が、そこにあるから。
いまハワイを選ぶことは、「価格」よりも「人生に必要な体験」を選ぶことなのかもしれません。