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はじめに
「上京したい」その思いが芽生えた瞬間から、心はもう東京に飛んでいる。
でも、いざ引っ越しとなると、こう思うはずだ。
どこに住めばいいんだ?
新宿?渋谷?吉祥寺?聞いたことはあるけど、実際どんな暮らしになるのか、ネットの情報だけでは不安になる。
今回は、上京者にとって「住みやすい」「通いやすい」「馴染みやすい」というリアルな観点から、“最初の一歩”にふさわしい街を7つ厳選して紹介する。
中野|孤独を感じさせない街
新宿からわずか1駅。なのに、人のあたたかみが濃い。
安くて美味しい定食屋、懐かしい商店街、レトロな銭湯。
上京したてで孤独を感じた夜に、そっと背中を押してくれる街。
しかも大学や専門学校も多く、上京者だらけなので、変に浮くこともない。
賃貸も6〜8万円台のワンルームが豊富で、駅徒歩圏内でも現実的な価格。
高円寺|東京に染まりすぎたくない人に
カルチャーの香りが漂う街、それが高円寺。
古着屋、ライブハウス、こだわりコーヒーの名店がズラリ。
なのに、どこか“田舎の商店街”のような落ち着きもある。
「東京に飲まれたくない。でも都会にいたい」
そんな矛盾を受け入れてくれる包容力が高円寺にはある。
練馬|「え、意外にいいじゃん」となる穴場
池袋まで10分、渋谷も30分圏内。なのに家賃はグッと下がる。
新築の1Kでも7万円台が狙える。
再開発が進んで駅前はピカピカだが、一本裏に入れば公園や川もあって癒される。
大型スーパーや温泉施設も多く、生活の質が高い。
上京=“戦う日々”というイメージを、練馬は優しく覆してくれる。
亀戸|下町の人情と現代のバランス
東京スカイツリーのふもと。錦糸町にも近く、都心アクセス抜群。
けれど亀戸はどこか懐かしい。商店街では八百屋のおじちゃんが「大学生か?がんばれよ」と言ってくれる。
駅前にイオン、チェーン居酒屋、フィットネスジム。
下町と現代のハイブリッド、それが亀戸。
荻窪|中央線沿線の優等生
新宿まで電車で10分強。しかも通勤ラッシュを避けられる始発駅。
駅前にはルミネ、タウンセブンといった商業施設、そして温泉「なごみの湯」まである。
また、荻窪ラーメンは本気でうまい。
食、住、交通、癒し。どれも欠けないバランスの取れた街。
蒲田|ディープだけど、あったかい
京浜東北線・池上線・多摩川線と3路線が交差する交通の要。
都心アクセスも空港アクセスも強い。
しかし何より魅力は「風呂文化」だ。
黒湯温泉がそこかしこにあり、仕事終わりに銭湯で整う生活はクセになる。
最初はディープさに驚くかもしれない。けど、すぐに慣れる。
蒲田の“人間味”が、気づけばやみつきになる。
十条|知られざる「コスパ最強」エリア
北区にある庶民派タウン。十条銀座という商店街は、安くて美味しい惣菜の宝庫。
下町の空気感があるけど、池袋まで10分という好立地。
「都心の隣町」という立ち位置が、家賃も安く、気張らず暮らせる秘密。
まとめ|“最初の街”は、人生の土台になる
上京とは、夢の始まりであると同時に、未知との遭遇でもある。
おしゃれで刺激的な街に憧れるのもいいけど、暮らしの基盤となるのは「日常の安心感」だ。
最初の街選びを失敗すると、心まで折れてしまうこともある。
だからこそ、東京の“人肌の温度”が感じられる街を選ぼう。
あなたがこの東京で、笑える日々をたくさん手に入れられますように。