開発が進む街
東京都が策定する7つの副都心のひとつとして開発が進められている街、大崎。もともとはJR山手線のみが停車する駅でしたが、2002(平成14)年にはJR埼京線、湘南新宿ライン、りんかい線の3路線が乗り入れるようになり、交通アクセスに優れた場所として注目を集めるようになりました。駅前には1987(昭和62)年の開業より街の拠点施設として賑わう「大崎ニューシティ」をはじめ、「ゲートシティ大崎」、「ThinkPark」などが次々と開発されました。
住宅地としての大崎の魅力
「大崎」駅から山手通りを南に進み、居木橋を渡った場所にある北品川四丁目周辺は、かつて徳川家康が建立したとされる品川御殿に由来する「御殿山」の名で呼ばれ、由緒ある場所として長い歴史を培ってきました。急坂の御殿山通りを上っていくと、駅周辺の高層ビルが立ち並ぶ再開発エリアとは対照的な、低層の邸宅が目立つ閑静な住宅地が広がっています。エリアの東側にはホテルや美術館、教会などの施設を併設した広大な敷地を誇る「御殿山トラストシティ」があり、「御殿山」が育んだ歴史や文化を継承することをテーマに、都市開発が進められています。