4月4日は「あんぱんの日」です。
1875年(明治8年)4月4日、木村屋(現在の木村屋總本店)のあんぱんが明治天皇に献上されたことに由来しています。
当時、天皇が東京・向島の水戸藩下屋敷でお花見をされた際、お茶菓子として木村屋のあんぱんが出されました。
天皇はあんぱんを大変気に入り、皇后陛下も「引き続き納めるように」というお言葉を賜りました。
このことから、4月4日が「あんぱんの日」として制定されました。
4月5日は「ヘアカットの日」です。
1872年(明治5年)4月5日、東京府が「女子断髪禁止令」を出したことに由来しています。
明治維新後、男性の断髪が急速に進み、1871年(明治4年)には政府から「散髪脱刀令」が発布されました。
しかし、これを受けて断髪をする女性が続出したため、「男性に限って許可した断髪を女性が真似てはならない」とする禁止令が発布されました。
この禁止令に反対した女性たちが、この日を「ヘアカットの日」としたと言われています。
4月6日は「城の日」です。
「しろ(4月6日)」と読む語呂合わせから、日本の城郭の保存や活用を目的として、1974年に公益財団法人日本城郭協会が制定しました。
「城の日」の目的
4月7日は「世界保健デー」です。
1948年4月7日、世界保健機関(WHO)の設立を記念して、1950年に制定されました。
「世界保健デー」の目的
4月8日は「花まつり(灌仏会)」の日です。
花まつり(灌仏会)は、仏教の開祖であるお釈迦様の誕生日を祝う仏教行事です。
お釈迦様は、今から約2500年前の4月8日に、現在のネパールにあたるルンビニーで生まれたとされています。
花まつりでは、お釈迦様の誕生を祝うために、お寺の境内や庭に花で飾られた「花御堂(はなみどう)」を作り、その中に誕生仏像を安置します。
参拝者は、誕生仏像に甘茶をかけてお祝いします。
4月9日は「大仏の日」です。
752年4月9日、奈良・東大寺の大仏(通称「奈良の大仏」)が完成し、その開眼供養会(かいげんくようえ)が盛大に執り行われました。この日を記念して「大仏の日」が制定されました。
奈良の大仏は、聖武天皇の発願によって745年に制作が開始されました。正式名称は「盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)」で、大乗仏教における仏の一つである盧舎那仏を表しています。
4月10日は「駅弁の日」です。
駅弁の日は、1993年に日本鉄道構内営業中央会が制定しました。
その由来は、
など諸説あります。
駅弁は、鉄道の旅には欠かせないものです。各地の特色を生かした駅弁は、旅の楽しみの一つとなっています。
4月11日は「ガッツポーズの日」です。
1974年(昭和49年)のこの日、東京・日大講堂で行われたボクシングWBC世界ライト級タイトルマッチで、挑戦者のガッツ石松がチャンピオンのロドルフォ・ゴンザレス(メキシコ)にKO勝ちしました。
そのときコーナーポストによじ登ってとったポーズを、マスコミが「ガッツポーズ」と表現しました。
このことから、4月11日が「ガッツポーズの日」として制定されました。
4月11日は「メートル法公布記念日」です。
1921年(大正10年)4月11日、「メートル法」の採用を法制化した改正「度量衡法(どりょうこうほう)」が公布されたことに由来しています。
メートル法は、フランスで生まれた国際的な単位系で、長さの単位「メートル(m)」、質量の単位「キログラム(kg)」などを基本としています。
4月12日は「パンの記念日」です。
日本で初めてパンのようなものを焼いたのは、砲術の研究家・江川太郎左衛門で、1842年(天保13年)4月12日に伊豆韮山の自宅の庭で作ったとされています。
これを記念して、パン食普及協議会が1983年(昭和58年)3月に、毎年4月12日を「パンの記念日」と制定しました。
また、毎月12日を「パンの日」として、全国のパン屋さんがより一層のサービスに努めることも定められました。