初夢(はつゆめ)とは、新年になって初めて見る夢のことです。一般的には、元日の夜から2日の朝にかけて見る夢を指しますが、解釈には諸説あります。
初夢の習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。当時は、夢の内容によって吉凶を占う風習があり、良い夢を見た場合にはそれを大切にし、悪い夢を見た場合には厄払いをする習慣がありました。
初夢で縁起が良いとされるのは、「一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)」です。
- 一富士: 日本一の山である富士山は、縁起の良いものの象徴とされています。
- 二鷹: 知性や才能を表す鷹は、立身出世に通じるとされています。
- 三茄子: 茄子は「成す」に通じ、物事が成就することを意味するとされています。